子守唄

ねんねんころりよ おころりよ

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身の回りで起こる様々なことを許せないことと許せることに分けた時、許せないことの方が圧倒的に多い。生きづらいと分かってはいるが、許せないのだから仕方がない。生きてきた中で人よりも自分は許されなかったことが多くて、そのほとんどは親だと思っていた。でも昔もっと自分のことを許してあげてと言われた時に反射的に涙が溢れて、その時に自分もまた自分をとことん許せないのだと気がついた。結局他人は自分を完全に救うことはできず、救いは自分の内に探すしかなくて、でもまだそこまでしか分からない。生きるのがあまり上手くない。