子守唄

ねんねんころりよ おころりよ

11/22

 

何が正しいかなんて何もなくて自分がいいと思ったものを選び続けるしかない。おかしい関係も会社員も一人暮らしも全部選択し続けたい。人に決められた楽しさよりも自分で選んだ苦痛の方が耐えられる。そういうふうにこれからも生きていくんだと思う。罪悪感は大学のあった街に捨ててきてしまったような気がする。わたしは充分がんばった。周りの人間を不快にさせてもわたしがよければいいんだと最近はよく考えてしまう。よくないとは分かりつつ、じゃあわたしに何かを与えてくれる人はいない。わたしを救わないくせに偉そうに正義を説くなと思う。誰もわたしの誠実に向き合ってくれたことなんかないのに。それでも生きていかなければいけないなら、もうこうするしかない。ここから先は何もなく、ずっとこの地面が続いていくだけである。