子守唄

ねんねんころりよ おころりよ

9/5

 

雨が通った後の道は涼しくてあたたかくて、大声で笑いながら歩いた。元気なはずなのにあまり飲めなかった。門限を気にしなくてよくなるのはいつだろう。でも気にするから楽しいような気もする。後ろの空でずっと雷が光っていて、こういう空の下じゃないと私たちは会えないのですねと言おうとして、こっそりつぶやくだけにした。聞き返されることはなく、雨がまた降る前に帰った。親は怒っている。