2020-10-07 10/7 埋まらないと分かっている穴をずっと撫で回している。いつから空いていたのか忘れてしまった。夜空の月に見惚れるのはどこか似ているからだろうか。満ちては欠ける穴を今日も見つめていた。煙草が吸いたい。あんなに嫌っていた無責任な好意に浸るのが今はとても心地いい。