子守唄

ねんねんころりよ おころりよ

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私という人間がたまたま女だったから、今こうなってるんだろうなという瞬間が多い。ノリがいいから採用されたなんてわけないのにそう思ってしまって情けない。

アウトローを気取っていたらいつのまにか本線に戻れなくなっていた。ずっと脇道を進むしかないのかと今日もまた思わされた。狭い世界しか知らない人のことをこんなに軽蔑してるけど、やっぱり嫉妬の気持ちもあるんだろうか。

家の外でも中でも機嫌の悪いおじさんに怯えている。怯えてるっていうか、不快。自分の気持ちで他人をコントロール出来たらそりゃ気持ちいいだろうな。

 

今日はずっと自分の性別を呪ってしまった。なんで私は屈強な男の人じゃないんだろう。なんで女の中でもか弱くてちっぽけに生まれてしまったんだろう。もっともっと強くなりたかった。