読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

子守唄

ねんねんころりよ おころりよ

290124

ずっと何かを探している。 一晩中部屋の中で息を潜めていたら、油断した月が居眠りをした。起こさないようにドアを開けて、白い息を吐きながらコンビニに向かった。 どうしようもない虚しさを紛らわせるものを探して、店内をさまよう。ミンティアはもう食べ…

流した涙だけが透明

中学生の頃から京都に憧れていた。きっかけは森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」という小説だった。物語もさることながら、軽快な筆致で綴られる京都の街に魅了された。京都のことは全然知らないけど、絶対京都で大学生活を送りたいと思った。わたしの熱烈…

愛のこと

愛のこと。愛のことについて考える夜は、いつも寒い。単に人肌が恋しいのかもしれない。布団の中で丸まってぶるぶる震えながら書いていると言えば詩的だがそんな忍耐力はなく、あっさりエアコンをつける。こたつもつける。ついでにあったかいお茶も入れる。…